熱中症の頭痛に1番効く治し方は、水分補給をしっかりすることと、身体をとにかく冷やすことです。
毎年、たくさんの人が熱中症で命を奪われています。間違った対処法をすることなく、自分自身や身近の大事な人の命を守るためにも、適切な対処法を知っておきましょう。
頭痛がひどい場合、頭痛薬を飲んでしまいそうになるという人も多くいました。ですが、これはとても危険です。
というのも、熱中症になったときは、身体が脱水症状がでているということです。その脱水状態であるときに、頭痛薬として知られている「解熱鎮痛剤」を使用すると、低血圧になり更にしんどくなったり、それに伴い痙攣を起こしてしまうというような事態を招く可能性があるからです。
痛みが強くても薬で抑えようとは絶対にしないでくださいね!
そこで1番有効的な治し方は、とにかく脱水状態にある身体に多く水分を取り込むことです。早く治したいからといって、一度に大量の水分を摂取するのはやめてくださいね。
また、よく知られていますが、お水やお茶ではなく、ミネラルや塩分などがしっかりと含まれているスポーツドリンクを摂取できれば、より好ましいですね。
熱中症の症状で寒気がするときの処置方法!
熱中症で寒気がしている場合、危険な状態にあることがあります。寒気がするときは、まずは横になり身体を冷やす処置を行いましょう!
熱中症で感じる寒気は、身体の水分が不足することによって、体温調節がうまくできなくなってしまっている状態です。きっと、汗も全く出ていない状態になってしまっているのではないでしょうか?
寒気がしているのに、身体を冷やすのは少し抵抗があるかもしれません。寒いと伝えられると、看病する方も布団なんかを掛けてしまいそうですが、これはとても危険な行為と言えます。まずは首の後ろやわきなど、太い血管が通っている部位を冷やすことを優先してください。
氷枕や、保冷剤があればいいですが、屋外で何もない場合には、水をかけてうちわなどで扇ぐとこなり効果が見られます。
とにかく身体の熱を逃がすことに努めてくださいね!
ほかのポイントとしては、横になっているときに、なるべく足が高くなるように心がけると良いようです。
熱中症の症状が出ているときは、なるべく頭に血液を送ることが好ましいそうですよ。なので、カバンやタオルなどをうまく利用して、極力足が高くなるように気をつけてみてください!
そして忘れてはいけないのは水分補給です。
スポーツドリンクや経口補水液で水分補給をしっかりしてください。お水やお茶しかない場合は、飲み物とプラスで飴や塩分の含まれているものを食べるように心がけましょう。
熱中症の症状別の看護のポイント!
熱中症軽度による、立ちくらみやこむら返り、めまいなどの症状が見られる場合には、すみやかに涼しい場所に移動させ、水分補給をさせてあげてください。
熱中症中度による、頭痛や嘔吐、寒気などの症状が見られる場合には、すみやかに身体を冷やし、水分補給に加えてミネラルなどの栄養素も補給させましょう。
熱中症重度の、全身の痙攣や意識がはっきりしていない、水分補給が自分でできそうにないような症状が見られる場合には、すみやかに救急車を呼んでください。
救急車が到着するまでの間には、なるべく身体を冷やすように心がけましょう。
ただ、意識がない状態で水分を取らせようとすることはとても危険です。舌が落ち込んでも呼吸が出来なくなる可能性があるので、回復体位をさせてあげると良いようですよ!
もし、身近に熱中症であろう人がいて看護をする場合、状態や症状をよく観察してあげるようにしましょう!
明らかにおかしいと判断できるような事態になっていなければ、エアコンの効いた部屋や、涼しく風通しの良い場所へ移動させて、水分補給やミネラルの補給をさせてあげれば徐々に回復していくと思います。
意識がある状態の人には、身体を冷やすこと、水分補給をさせること、足を高くして休ませることをポイントとして押さえておけば良いようです。
意識がない場合の看護は、救急車を呼んだ後、身体を冷やし、回復体位を取らせること。必ず覚えておくべきポイントとしては、水分を取らせようとしないことです。間違っても口へ水分を与えないでくださいね!
まとめ
近年は異常気象で、熱中症になられる人が増えてきていますよね。室内にいても熱中症になってしまっているなんて話も最近はよく聞きます。
いつ周りに熱中症になった人がいてもうまく看護してあげられるように、これらのポイントを押さえておいてください!
よっぽどの重症でない限り、身体を休めて水分補給することでかなり改善されると思います。
もし、時間が経っても一向に改善されないという症状がある場合には、すみやかに病院へ受診するようにしてくださいね!
*夏バテの症状があると熱中症にかかりやすくなるかもしれません。夏バテ対策の記事はこちらでどうぞ!
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