風邪を引くと、いつの季節でも辛いですが、夏風邪は殊更辛いものです。暑さに加えて、微熱っぽく身体がだるくて、やる気が出ないです!
寒い時の風邪は、暖かくしていればいいですが、夏は体温調節が難しいのです。
夏風邪の一般的な症状は、頭痛、下痢や腹痛、喉の痛みや腫れ、咳、 嘔吐、発熱 などです。
発熱に関しては、 高熱が出ることもあれば 熱が出ないこともあります。始まりはのどの違和感からで、それからのどの痛みになります。痛みがなかなか治らないことが多いので、のどの痛みのことを調べてみました。
一体なぜこんな症状が出るのでしょう?理由や原因と対処法を知っておきましょう!夏風邪を予防できれば、それが一番いいですから!
夏風邪の症状で喉の痛みの治し方は?
単に夏風邪と言っても、実は様々なウイルスが存在します。子供が夏にかかるプール熱や手足口病も夏風邪の一種といえます。
プール熱は、別名咽頭結膜熱といい、目が赤く充血しますが、なかなか高熱にならないので長引きやすい夏風邪の一種です。
夏風邪の原因は、ウイルスとエアコン等による乾燥、外との寒暖差と言われています!いつも以上に抵抗力を失い乾燥した喉に、風邪菌物質が張り付き炎症を起こします。これにより、のどが腫れて痛くなるのです!
どうしたらいいでしょう?
喉の痛みは、ほとんどの場合は乾燥なので、マスクを着けて、のど飴をなめたり、常に喉を潤すようにすることです。
辛い食べ物や炭酸系の飲み物はいけません!おすすめは、はちみつとレモンです。
はちみつは子供用咳止めシロップ並の効能あり、レモンは抗菌作用で喉に張り付いた菌の除去に効果があると言われています。
そして、出来るだけ部屋の温度を調整し、外との寒暖差を抑えれることが大事です!
夏風邪で喉の痛みがなかなか治らないときは?
夏風邪は7日間程度で治るとされているのですが、いったん引いてしまうとなかなか治らず長引く傾向があります。
そもそも治るのに時間がかかってしまうのは、夏場は暑さによる食欲不振や睡眠不足、冷房による冷えなどにより、他の季節よりも体力や免疫力が落ちやすくなっているからです!
夏風邪のウイルスは、「アデノウィルス」といい、「アデノ」は「喉」という意味で、高温多湿で増殖します。喉の痛みは、アデノウィルスが呼吸器で増殖して起こります!
アデノウィルスの代表的な症状は、咽頭炎=喉の腫れ・痛み、発熱=高熱、結膜炎=目やに・充血です。
これらの症状が単体で発症したり、全て発症したりします。
ウイルスは、インフルエンザウイルスだけ抗ウイルス薬がありますが、抗生物質が効かないので、特効薬がありません?
体の自然治癒力=免疫力を上げてウイルスを死滅させるしかないわけです!
暑いとどうしても冷えた場所に行きたくなり、食欲もあまりないので、冷たい物ばかり食べがちになってしまったりしますね。
暑さのせいでなかなか寝付けず、夏の間は睡眠不足で体がだるい…という方も多いでしょう。夏は体力も免疫力も他の季節に比べて落ちやすい時期なのです!
そんな夏だから、ウイルスが体内に入ってしまうと、排出するのに非常に時間がかかってしまうのです!
では、どうしたらいいのでしょう?
夏風邪を引いたとき一番に気を付けなければならないことは、脱水症状にならないようこまめに水分を補給することです!
また、体内のミネラルや塩分も不足するので、ミネラルが豊富な塩や無添加の梅干しなども、少しずつでも摂取するとよいですね!
このような時は、「栄養のある食べ物を」と思ってしまいがちですが、無理やり栄養をつけようとして食べるのはかえって体によくありません。
普段よりも少ない量で消化のよいものを食べるくらいに考えておけば、食品の消化吸収等に消費するエネルギーを、治癒の方にエネルギーに回すことができます。
早く治すためには、とにかくひたすら寝て体を休めることが大事です!お風呂には浸からず、汗はふくか、軽く流す程度で我慢してください。
外との寒暖差を少なくするため、クーラーの温度は26~28℃がベストです。
とにかくたくさん睡眠をとって休むこと!
これらを心がけて過ごしてください。
どうしても良くならずいつまでも長引く場合は、別の病気の可能性もありますので、「ただの風邪」とあなどらず、一度は内科に受診することをおすすめします!
特に子供さんの場合は、早めに病院で診てもらうようにしましょう。
まとめ
一年中快適に暮らせる環境の整った現在の生活環境は、逆に、本来人間が持っている自然治癒力を弱めているのではないかと、考え込んでしまいました。
もちろん、昔のように汗まみれで、我慢大会のように過ごせと言っているわけではありません。
自然治癒力が高まりにくい環境であることを、意識して過ごせばいいと考えています。
しかしながら、夏こそ、スマホ等での夜更かしを控えめにして、規則正しい生活を送るよう心掛けて、旬の食べ物で栄養をつけ、体力をつけましょう、それが、夏風邪予防になりますから!
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