夏が近づいてくると、そろそろ蚊が飛び回るようになります。
あの耳元で「プ~ン」となる羽音が、子供の頃はすごく嫌だった記憶があります。
昔は蚊帳に入る前にパタパタと蚊を追い払ってから入るのが子供の頃の私の楽しみでもありましたが、困るのは蚊に刺されたあとの対処です。
よく言われていたのは蚊に刺されたあとの膨らんだところを、爪でバッテンすると痒いのが治るとか、または膨らんだところを手でペシペシ叩くと痒みが治まるとか云われてやってましたが、治ったような治らなかったような・・・。
今回は、そんな蚊に刺されたあとの応急処置はどうすればいいか?や、病院に行く場合は何科を受診すればいいのか?などをご紹介します!
蜂に刺されたらどうする?まずは応急処置で薬を塗ろう
蚊に刺されたとき応急処置をするとしたら、どのような方法があるでしょうか?蚊に刺された場合、大人と子供では少々反応に違いがあります。
【大人=即時型反応】
大人が蚊に刺された時は、即時型反応(そくじがたはんのう)と言って刺された直後すぐ痒くなります。そして1~2時間ほどで治まります。
大人の場合はこれが一般的です。
【子供=遅延型反応】
対して子供の場合は、主に乳幼児などは刺された直後は無症状であることが多いです。そして、翌日以降になって痒みが現れたりするので遅延型反応(ちえんがたはんのう)といいます。
しかし、成長する過程で何度か蚊に刺されることによって、遅延型から即時型に変わっていきます。
また小児期から青年期の場合は、両方の反応が出ることがあり、すぐ痒くなったり、一度治まって翌日また痒くなったりすることもあります。
注意してほしいのは、痒みが起こった時に無意識に掻きむしってしまうことです。
掻くことで皮膚が傷つき、そこから細菌が入ったりすると化膿して酷くなるので、痒い時は保冷剤などで冷やしたり、メンソールなどの市販薬を塗って対処しましょう。
特に子供はすぐ掻いてしまいがちですので、注意が必要です。
【予防策】
予防策としては、山や川など夏に多く蚊が発生する場所に行く時は長袖を着用したり、虫よけスプレーをします。
刺されてしまったら、不用意に掻いてしまわないように刺された部分に絆創膏を貼っておくことも良いと思います。
冒頭で書いたような「爪でバツを付ける」なども、皮膚に傷をつけてしまう恐れがありますので、おすすめできません。
市販の塗り薬を使う場合は、ステロイド剤が入ったものを選ぶと効果的です。
蜂に刺されたら何科に行けばいい?
蚊に刺されてあまりにその症状が酷い場合は、安易に市販薬で済まそうとせず、病院を受診することをおすすめします。
蚊に刺された場合、主にその症状は皮膚に現れるものですので、痒みや赤く腫れていたりした場合は、「皮膚科」を受診するほうがいいでしょう。
乳幼児や小児期のお子さんの場合は皮膚科でも良いですが、初めに「小児科」を受診されても良いと思います。
特に乳幼児の場合は、できれば生まれた産婦人科で蚊に刺されて赤く腫れてしまったことを話して症状を診てもらい、刺されたことによって何か別の症状がないかなど内科的な診療も併せてしてもらっていた方が、安心だと思います。
内科的な診察で問題がなければ、普通に小児科や皮膚科で診てもらってもいいという医師の指示もあるでしょうから、その方が安心して受診できますよね?
大人の場合も、心配であれば内科などで症状を診てもらい、問題がなければ皮膚科に行くという形でも良いと思います。
大人の場合は、もう何度も虫刺されの経験があり免疫もできていますので、いきなり皮膚科に行っても問題ありませんし、それほど心配はいらないと思います。
しかし、蚊など虫刺されは場合によっては発熱や目が充血するなどの症状もあり、時として人に感染する恐れもあります。
2014年に日本でも代々木公園を中心に都内でデング熱などの被害がありましたね。
日本に生息する蚊の場合はそれほどの猛威はありませんが、人によってはアナフィラキシーショックに近い症状が出ることもあるので、たかが虫刺されと侮るな彼です。
しかし、多くの場合はすぐ治ってしまうことが殆どですので、常に手は清潔にして、外から帰ったら手洗いやうがいなどの処置はするようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
蚊などの虫刺されはほとんどの場合、問題なく治ってしまう事が多いので、あまり神経質に考えることはないのですが、稀に症状が長引いたり痒みが治まらないなどの症状がある場合は、病院を受診して自分に合った薬を処方してもらった方が完治が早いですので、市販薬を使っても改善しないなどの場合はそうするようにしてみてくださいね!
・受診する科は、主に「皮膚科」
・乳幼児は生まれた病院や小児科などで一度大丈夫そうか診てもらってから皮膚科などを受診(あくまで心配であればの範囲です)
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