標高3776m。登山初心者の方にとっても、富士山未経験の方にとっても未知の世界の富士山山頂。天候は一体どのようなものなのでしょうか。
せっかく山頂まで上りきっても、準備不足で天候に台無しにされないようにしっかり傾向をつかんで準備万端で富士山に挑みましょう。
富士山の標高は日本一。山麓と山頂とでは気温も天気も大きな差があります。
また、晴れた日には日差しで暖められた地表と、上空の冷たい空気の温度差が激しいと雷が発生しやすくなるため良い天気だったのに急に天候が悪化したということも過去にもしばしばあったようなのです。
なので、天候が良いからといってもしっかり寒さを防げるような防寒着や雨具などを準備しておくことが大切ですね。
富士山の天気 10日間天気を活用しよう!
富士山を登頂するための準備の中でとっても重要となってくるのは、天候をこまめに確認することです。
天気予報は、10日前からも確認できる10日間天気予報がいくつかのサイトで更新されています。一週間以上前から天気予報が確認できるというのは、抜かりなく準備が出来ることにもつながりますね。
10日前に登頂予定日の天気予報をみておおまかな計画が立てられます。服装や防寒具の準備もかなり選びやすくなるのではないでしょうか。
また、10日も前であれば天候次第で登頂予定日の変更も多少は可能になるかもしれません。
ただ、早い段階で計画が立てられてとても便利な10日間天気予報ですが、唯でさえ天候が変わりやすいポイントなので一週間以上前の天気予報の情報だけを鵜呑みにしないことが大切です。
登頂予定日まで最低一日一回、前日には数時間に一度は天気予報を確認するようにしましょう。登頂直前にも確認することをお忘れなく!
天気予報といっても天気だけを重要視して確認して他の気温や湿度などの重要なことを確認し忘れることのないようにしてくださいね!
晴れていてもとても気温が低かったり、風が冷たく感じたり、単純に晴れている雨が降っているという天気の状態だけでなく体感で感じると全くの想定外のことがでてきてしまったりしかねません。
天気、気温、湿度等、得られる情報のすべてから状況を想像することが大切ですよ。
富士山の天気予報 8月に登りたい人向け過去の天気と気温
富士山登山シーズンの真っただ中の8月。日本では30℃を優に超え、それどころか40℃近くの気温をたたきだしている地域もある真夏ですが富士山の天気や気温はどのようなものか想像できますか?
冬の寒さをすっかり忘れてしまっているような季節ですが、富士山山頂では真冬並みの寒さなんですよね。
過去の気温を見てみると、山頂付近で最低気温がだいたい平均して4℃近く、月末になるとさらにぐんと下がってマイナス4℃と氷点下を下回る気温となっているのです。。
最高気温でも、1か月のうち一番気温の高い日で13.6℃という状態です。
山のうえでもやはりお盆が過ぎたあたりから気温が降下傾向にあるようにみえます。
天気はやはり夏だけあって晴れている日が多いように感じます。晴れか曇りか、そしてひと月に5日ほどの雨天日があります。この雨天日には、日本であるがゆえに気にしなければならない機会が多い台風の日も含まれています。
せっかくの登山シーズン、登頂しやすい季節ですが、急に天候を変えてしまう台風の発生しやすい季節でもあるのですね。
登頂付近では気温的には、晴れの日も雨の日もあまり大差はありません。ですが、登りはじめの頃や、山麓付近では体感だとすごく体感温度が変わってくると思います。晴れている日は直射日光などで、雨天時やくもりの日に比べると何倍も暑さを感じるだろうと予想はできますし、さらに登っていって気温が下がっていくにつれて温度差で寒さを感じてしまうこともあるでしょう。
ただ天候的にみても、しっかりと準備をしていれば一番登頂しやすい時期であると言えます。
まとめ
最近は山登りをする人も増え、富士山を登頂する方もたくさんいらっしゃいますが、標高がかなりあるという事をしっかり把握していることが一番大切ですね。
100m登るごとに0.6℃下がる厳しい山ですが、10日前からちゃんと天気予報をこまめに確認し、防寒対策や、急な気候変動に対応できるような抜かりない準備をすることで良い登山の思い出がみなさんにできれば素敵だなあと思います。
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