寒さが厳しくなってくると、お洒落やファッションを楽しむ余裕もなくなってしまって、やたら重ね着して全体的にコロンコロンと転がってしまいそうなくらい着ぶくれしてしまいそうな人もいるのではないでしょうか?
特にメンズの服装はファッションよりも寒さ対策に重点を置いてしまう人や逆に、寒いけどファッション性を意識して薄着になってしまい、風邪をひいてしまったなんてこともあるようです。
そんなことにならないよう今回はファッション性も兼ね備えながら、寒さ対策の服装はどんなものが良いか?
メンズとレディース別にご紹介すると共に室内での服装はどのようなものがいいかも併せてご紹介していきたいと思います!
寒さ対策の服装 メンズ編
寒さ対策の服装、どんなものを着たら良いのか分からないという人も多いと思います。
まずメンズの服装は、「シンプルイズベスト」です。
たくさんあれやこれやと着込んだり、マフラーなどでグルグル巻きにする必要もありません。
もちろんマフラーを使ったお洒落な着こなし方もあるのですが、ここではシンプルに見えても寒さ対策ばっちりなメンズの服装をご紹介しようと思います。
【3つの組み合わせが基本】
メンズの服装で基本となる3つの組み合わせは、以下のようになります。
1:アウター
2:インナー
3:パンツ
氷点下になるような極寒の地域には不向きですが、毎年経験しているような普通の寒さであればこの3つの組み合わせをいくつか持っているだけで、メンズの服装は最強です。
しかし、お洒落を意識するならそれぞれが新しい服で揃えた方が見た目が良いです。
ファッションも毎年、形や色など細部がちょっとずつ変わってきます。
ダボっとしたのが流行ったと思えば、今年はキュッとした引き締まった印象のファッションが流行したりと目まぐるしく変化しています。
5年違えばかなり形が古臭く見えるものもあるでしょう。
そういった事も踏まえてメンズファッションを見ていきましょう!
・アウター【Pコート】
Pコートは下に着る服を選びません。つまり、何にでも合う柔軟さがあります。
しかし、ここでも気を付けたいのは5年前のPコートと2019年のPコートでは見た目にもかなり印象が違ってきています。
◎2014年頃のPコート
5年前に流行ったPコートは、丈が短くてかなり細身に作られていました。
下に着るカッターシャツの裾がPコートの下から覗いているのがお洒落な着方でした。
◎2019年のPコート
今のPコートは全体的にゆとりがあり、裾もシャツが見えない程度の長さがあります。
襟も2014年頃は丈が短い分襟も小さめでしたが、今は大き目の襟になっています。
大学生に人気の「メルトンPコート」なんかがこの形ですね。
・インナー【ニット】
冬のニットはウール素材が定番です。全体にゆったり着れる見た目にも暖かそうな感じになっていて、両サイドにスリットが入っています。
色はコートの場合は、グレーや黒がおススメですが、ニットは「テラコッタ」というレンガ色のニットが人気です。
その他には「ダークグリーン」などを選ぶとお洒落度もグンと上がります。
メンズのファッションはどうしても全体に上から下まで黒ずくめだったり、暗い色で統一してしまいがちですが、インナーにレンガ色やダークグリーンなど色物が入ることで、色合いのバランスが良くなります。
ゆったり目のニットが今年風なのですが、中には「ゆったりしてるのはあまり好きじゃない」という人もいると思います。
そういう人には、SPUのケーブル編みニットがおススメです。
目まぐるしく変わるファッションですが、ニットだけは5年前も今もずっと殆どデザインは変わりません。
やはりこういうデザインは誰にでも合うので、ドンピシャなデザインだったのでしょうね。
・パンツ【ワイドパンツ】
20代の男性を中心に人気なのは細いシルエットの「スキニーパンツ」が主流です。
どんなファッションにも合うので人気なのですが、スキニーパンツだけだと上から下まで同じようなファッションになってしまい、単調な印象を受けます。
そこで今年こそ是非履いてほしいのは「ウール混ワイドパンツ」です。
シルエットが太いので好みが分かれる可能性もありますが、アウターが同じでもパンツをワイドにするだけでイメージがグンと変わり、しかもウール混なら柔らかいので寒い季節にぴったりな素材なのです。
ただし、秋冬限定の服装になるのであまり年末押し迫った時期に買うとコスパ的にはちょっと良くないですが、お洒落重視なら全然問題ありません。
寒さ対策の服装 レディース編
レディースファッションは、寒さ対策を考えると冷えない服装が絶対条件でしょう。
そうでなくても冬はイルミネーションやディズニーランドなど、そこかしこでイベントが行われています。
厚着すると太って見えてしまうから、寒いのを我慢して薄着にしていると連休明けに寝込んでしまいますよ!
しかし、厚着しても寒い時ってありますよね?寒いからとモコモコした服を何枚も重ねて着れば誰でも太って見えてしまいます。
寒くても外で過ごすなら、コートも併せてうまくコーディネートしないと寒さ対策にならないのです。
メンズファッションと同じく、レディースでもファッションは3つに分けられます。
覚えていますか?
1:アウター
2:インナー
3:パンツ(スカート)
でしたね?
ただし女性の場合は3番目はパンツに拘らずスカートでも問題ありません。
でも、寒い季節はやはりパンツスタイルが多いかも知れませんね。
アウターから順番に見て行きましょう!
・アウター1【キルティングコート】
冬のコートってウール素材で温かそうなんだけど、ロングコートだと長い分どうしても重くなってしまいますね。
しかし、ウールじゃなくても温かくそして軽く着れるコートもあるのです。
その1つがこのキルティングコートです。
キルティングは、中綿が詰まっていて軽いのにとても暖かいのです。
体温を逃さず、保温性バッチリなんですよね?
・アウター2【ボアコート】
レディースコートはもう1つおまけにボアコートもご紹介します。
こちらも軽いのに暖かさ抜群で、見た目もボアのモコモコした感じが「あったかそう!」と感じますよね?
ロングでもウールみたいに重くならないので、肩こり知らずです。
おまけにボアコートはカジュアルにもガーリーな感じにもできてファッション性も抜群です。
・インナー【インナーダウン】
薄手で温かさ抜群なのが、このインナーダウン。ファストファッションブランドから発売されていて購入しやすさも抜群ですね。
これをボアコートなどの下に着ると、温かさも2倍増し!
ボアコートだけでも温かいのに、インナーにダウンを仕込むことによって決して厚着にならず、むしろ丁度いいファッション性に優れます。
なんなら、キルティングコートの下にダウンを着込んだってOKです。
決して着ぶくれせずに温かさもより保温性に優れています。
・インナートップス【フード付きorタートルネック】
フード付きトップスは首回りが開いていて寒そうに見えるのですが、実はフードがあるのとないのとでは温かさが格段に違います。
寒い外ではフードを被れば、顔周りがこの上ない温かさを感じますよ。
タートルネックも、ピタッとしたものじゃなくてオフータートルといって、ふわっと首回りを包んでいるものがおススメです。
実はこの方がピタッとしたタートルネックより、適度に空気が入る方が逆に温かいのですよ。
・パンツorスカート【裏起毛パンツ】
◎スキニーパンツ
裏起毛なのに着ぶくれしないスキニーパンツです。
◎レキパン
レギンスとパンツが一緒になってストレッチも利いているので、足の曲げ伸ばしも自由で見た目ほど窮屈ではありません。
◎デニムパンツ
デニムなので、お洒落度はばっちりですね。
◎ダウンパンツ
ダウンなので足が太く見えるのですが、ボアやキルティングコートで上にふわっとしたものを着るとダウンパンツのふっくら感が軽減できます。寒さには代えられませんよ。
・スカート【フレアスカート】
スカートで人気なのはやっぱり「フレアスカート」です。
ふんわりした感じが女性ウケしているようですが、冬にフレアスカートを履く時は必ずタイツまたはストッキングを履きましょう。
フレアスカートがイエローのような明るめの色なら、タイツは黒など目立たない色にしてスカートの明るさを前面に出します。
・スカート【ロングスカート】
ロングのスカートは足首くらいまであるので、冬にはもっとも最適なスカートです。
ロングの場合も、中に必ずタイツは履きます。
これは寒いからというよりも、ちゃんとスカートが主役になるコーディネートなんです。
ストッキングの場合は、ストッキングの上から靴下を履くと良いですね。
コ
ーディネートがうまく完成したら、メンズもレディース共に靴下や靴を全体のシルエットに合わせて選びたいですね。
冬に多い靴はボアが付いているタイプや、ダウン素材のブーツもあります。
これと裏起毛のスキニーパンツを合わせれば、寒さ知らずファッションになりますね。
靴下も寒い時期は重ね履きしがちですが、薄い生地で重ねて履けば窮屈になりません。
ファッションは工夫も大事ですよ!
寒さ対策の服装で室内の場合のポイントは?
屋外でのファッションは寒さ対策が大変ですが、室内なら服装は割となんでも着れますよね?
多少モコモコしていても気になりません。
そして、冬の室内での服装は着方によってはエアコン要らずの温かさをキープできるのです。
・肌着【ヤクコットンチューブテレコ】
やはり寒さ対策には肌着からが基本。ヤクコットンチューブテレコって何?って感じかも知れませんが、ヤクの毛とオーガニックコットンを使った長袖の肌着です。
見た目にも肌着には見えず、アウターでも大丈夫!室内ならこれ1枚でも意外と温かいです。
・【3つの首を温める】
身体にある3つの首とは、顔の下の首、手首、足首ですね。
実は寒い時はたくさん着込むよりも、この3つの首を温かくするだけで意外と薄着でもいられたりします。
◎顔の下の首
首に巻くならやはり室内ならストールやネックウォーマーです。首回りがモコモコしてるとちょっと邪魔に感じるなら、薄いストールでも大丈夫です。薄くてもふわっと感が意外と温かいのです。
◎手首
女性に多いのは「末端冷え性」手足の指先が冷たくなってしまうこと。手首には「アームウォーマー」などがおススメです。
日焼け除け用みたいにぴったり伸ばして付けるのではなく、手首で少したるませて付けるとより暖かく感じますよ!
◎足首
足首には「レッグウォーマー」です。これもいっとき流行った女子高生が履いてたルーズソックスみたいにたるませるのが温かさをキープできます。
室内で履くなら恥ずかしくないですよね?
その他にも室内での防寒対策として、例えばユニクロのヒートテックパンツとか、室内用のあったかい靴下。その靴下の上からレッグウォーマーを付けて、ダブルで足首を守ります。
上はウールセーター、フリースベストなど。
いずれも3つの首をしっかりガードしておくと、ちょっと家の中の掃除や片付けで身体を動かすとポカポカしてきて、エアコン要らずです。
室内での寒さ対策はこうした服装で温かさをキープするのも方法ですが、手足の指先の冷えは血流が少なくなっていることが原因で冷えてしまいます。
ですから、手の指ならグーパーグーパーと繰り返すと指先が温かくなってきます。
足の場合も、足の指も同様にグーパーグーパーします。
それでも温かくならない場合は、足の指全体を手で掴んでグイっと内側に曲げてやります。そのまま5秒ぐらいキープしてパッと離す!それを数回繰り返します。
これだけでも足先が温かくなってきますよ!
是非、やってみてください。
まとめ
寒さ対策で着る服装は、アウターは軽めのものを選び、コートは黒やグレーが良いですが、インナーにはテラコッタなどの色物を着ると、アクセントになります。
スキニーパンツはすっきり見えて良いけど、同じ服装ばかり着ているように見えてしまうので、たまにはワイドパンツにも挑戦してみると、意外とイケてることに気付くと思いますよ!
女性の冷え性も、ウォーマーでストールで3つの首をガードするだけでも全然違いますので、いろいろ工夫してみてくださいね。
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